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トランジットが10時間ぐらいあったので、クアラルンプール・シティーセンターで
買い物して映画観て時間をつぶそうと街中まで出ました。
目の前を歩いていた3人連れの女の子達に、映画館がどこにあるか尋ねました。
一緒に探してくれたのですが、見つからず、とりあえずお昼ご飯を一緒に食べて
からもう一度探しましょうってことになりました。
すぐ近くのレストランだからと言って普通のタクシーに乗ったのですが、
着いたのは彼女達のうちの一人の家。
「パパに携帯で話したらアナタに会いたいですって」
変だなと思いつつ、せっかく来たのだからとご飯を食べさせてもらい、
彼女達と話をはずませていると、パパが登場。
カジノでディーラーをやっているので、ブラック・ジャックのずるい勝ち方を
教えてあげようと言うのです。暇だったので教えてもらい、何ゲームかやった後、
「知り合いのオカマの金持ちがやってきた。教えた手でひっかけようぜ」
と言うのです。拒否すると
「君はカロラ(私を連れて来た女の子)と組んで見てるだけでいいよ」
と言って強引にオカマの金持ちとやらとカロルはゲームをしだします。
オカマは笑えるほどへたくそなオカマっぽいしぐさの演技で
「今日はアタシいっぱい賭けちゃ〜う」
と$100札の束をガバガバつんでいきます。ここまでされたら
これは有名なトランプ詐欺か…と気づきます。
「賭け事は嫌いで…」
と逃げようとしたのですが、
「今君が席をはずすとオカマに詐欺だとばれちゃう。」
と離してくれません。
よっぽど「こんなのは有名な詐欺で、私にはバレバレ。
ひっかけるなら上手くひっかけろ!」と言おうと思ったのですが、こちらは女一
人。家から出してもらえなくなるのが怖かったので、とりあえず詐欺に気がついて
ないふりをしました。
ゲームは私と組んでるカロラがズルのおかげでどんどん勝っていきます。
「ラストゲームだ。大金が手に入るチャンスだ。君が$300貸してくれるか
クレジットカードを担保にしてくれると、君にもワケまえをあげるよ」
と言います。 ここで出したらエライ目にあうのは分かっているので、首を振るのみです。
そしてラストゲームはオカマが勝ったのですが、おじさんは
「損をした。今から母の入院代を払わねばいけないのに、そのお金を使って
しまった。君$100でも貸してくれないか?」
といかにも哀れみをさそう演技をします。
「そんなお金ない」と、とにかく現ナマを持ってないふりをし続け、ようやく開放
されたのでした。
まさか自分から声をかけた人が詐欺師だったとは…
当たり前のことですが、知らない人のウチにあがってはいけません…。
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