ローマのボルゲーゼ美術館、まだ行っていません。(;_;)
1階は19世紀の絵画。イタリア絵画もフランス印象主義の洗礼を受けたことがよくわかる。というか、フランスの亜流。ご本家フランス印象派はゴッホ、セザンヌ、モネの小品が少しある程度。
2階は20世紀の芸術。クリムトの「3つの世代」はなかなかよろしい。ロダンの「青銅時代」があるが、本物はパリ、ですよね? キリコもあるが、例の「白昼のひとけのない街角」の絵ではないので、却って面白かった。あまり知られていない(と言うより、単に私が知らないだけなのだが)イタリア人の作品が多いが、変化に富んでいて退屈しない。
20世紀後半のコーナーは、ご多分に漏れず抽象的な作品ばかりだが、何も考えずにぼーっと過ごすのにはぴったり。でも、正直言ってパリの国立近代美術館や ニューヨークの近代美術館には負ける。「世界的に有名」というほどではないイタリア人の作品ばかりなのでインパクトに欠けるし、建物がなんとなく古臭いのだ。とても良い建物なのだが、現代芸術を入れる器としては今1歩なのである。
もう出ようと思って1階に下りたら、まだ半分見ていなかったことに気が付いた。印象派以前の絵画のコーナーだった。いわゆる泰西名画。でもここ、悪くなかった。建物としっくり合っていた。
この美術館はローマの穴場。オススメです。特に夏。エアコンがほどよく効いていて、外の暑さを思うとついつい長居してしまいます。。。
世界1小さな国・バチカンであるが、サン・ピエトロ寺院からここに行くバス路線がちゃんとある。途中通るお庭はとても美しい。あっという間に通りすぎてしまうので、目をしっかり開いて見逃さないように。
この美術館は「お急ぎの方」「普通の方」「ヒマな方」「超ヒマな方」の4コースの中から選ぶことができる。さすが、世界のバチカンね♪と感心。
私は最後の「超ヒマ人用5時間コース」を選んだ。
ヨーロッパ美術が主であるはずだが、私の日記にはそのことの記述が無い。書いてあるのは<エジプトのミイラは爪まではっきりわかり生々しい。 ハドリアヌス帝がエジプト趣味で作らせた像は、全体のスタイルはローマ風、髪型はエジプト風。 地図のギャラリーに圧倒された。>なんてことばかり。
20世紀芸術のコレクションには大したことないのもけっこう含まれているようだ。唐突にピカソの絵皿が1枚あったりする。「なんでもある」のはすごいことだが、その脈絡の無さに白けてしまったことも否めない。
でもこれはしかたがないことなのかもしれない。ここはバチカンの美術館。バチカンという国の性格からして、一定の方針を持って(たとえば「今後10年のうちに後期印象派をもう少し充実させよう!」というような方針で)収蔵品を増していく、ということは考えにくいからだ。あくまでも、世界から自然に集まってきた寄贈品を並べているだけなのだろうから、そこに一貫性を求める方が間違っているのだろう。
システィーナ礼拝堂では、肝心の「最後の審判」が修復中で見られなかった。これを見てないと5点はつけられない。
コースの最後は地下の「エスニックコーナー」である。ここまで来る観光客は皆無に等しい。
宣教師たちが世界各地から持ってきたものや、寄贈されたものなのであろう、中国の狛犬、日本の神社の模型、能面、ペルシャのタイル等々、雑多なものがあまり整理されずに展示されている、なんとも奇妙な空間。
パレルモと言ったらパラティーナ礼拝堂やモンレアーレのドゥオモ。そっちは無料なのに、この美術館は8000リラもする(2000年現在)。えてしてイタリアでは有料のところはニ番手だったりするので、ここもそんなに大したことないかも・・・と思いつつ足を運んだ。
1階は彫刻が中心。作者不祥の「聖母子像」に強く心惹かれる。ガイドブックで紹介されていた「死の凱旋」(これも作者不祥)もある。ふむふむ、悪くない。2階に上がると宗教画がたくさんある。多くが作者不祥だが、比較的良質の作品が多いような印象を受けた。
2階を歩いていったら、先ほど見た「死の凱旋」が吹き抜けから見下ろせるようになっていた。先ほどよりもぐんと魅力的な作品に見えるので驚いてしまった。
天井から降り注ぐやわらかい光。丸天井の曲線。壁や柱の色合い・・・すべてがこの作品のために考えられたものであることがよくわかる。イタリア人ってやっぱりセンスがいい。
美術作品は、置かれた場所、見る場所によって生きることもあれば死ぬこともある。ここの「死の凱旋」は十二分に生かされた好見本である。
古い!・・・正式名称が「バルベリーニ邸にある古美術の国立絵画館」というだけのことはある。宗教画がほとんど。「フィレンツェやヴェネツイアに行けない人に」という「歩き方」の記述は当たっている。有名な画家の作品は少ないが 「イタリアだぁ」という実感に浸れる。建物も思いきり古くて作品と雰囲気がぴったり。(だからエアコンはさっぱり効いてない・・・)
イタリア以外では、グレコの「おお、グレコ!」と思わせる小品がある。びっくりしたのはホルバイン作の「ヘンリー8世」(教科書でおなじみ♪)があったこと。
料金には、昔この屋敷に住んでいた貴族の住居部分を見る分が含まれている。それほど豪勢なものではないが、一応見なくちゃ損。チケットに「○時」と書かれているので、それまでに2フロア見終わっておくこと。係員が来て住居部分を見せてくれる。見たあとはそのまま外に追い出されます。
ローマの丘の上にある。この丘に登る階段と、登りきったところの広場は、かのミケランジェロの設計だと言うが、何が特にいいのか私には良くわからなかった。空から全景を見ることができたら、しゃれたデザインだということがわかるのかもしれない。
ここにはローマ時代の彫刻がたくさんあった。そんなに悪くなかったような記憶がある。多分、最初にローマから始めたのなら感激したのかもしれない。しかし私がここに行ったのは北からイタリア入りして南下した旅のとき。 ヴェネツイアやフィレンツェを見てローマに着いたときには、もう多少のことでは感激しない「すれっからし」になってしまっていた。
もうお腹いっぱいでゲップが出そうになっていたので、こんな点数。
ガイドブックによっては記載されていない。よっぽどやめようかと思ったが、考古学博物館(←これは必見とされている)の隣にあるので、入ってみることにした。
新しい建物でエアコンが効いている。のんびりダベッていた係員が私を見て慌ててやってきた。どうもここを見に来る人はめったにいないらしい・・・
イタリア人(たぶんサルデーニャ出身なのだろう)による絵画ばかり。 建物はきれいなのだが、面白くないんだな、これが。2点にしてもいいくらい。 日本のバブル時に地方自治体が盛んに建てた、入れ物ばかりが立派な美術館を思い起こさせる。
しかしながら、この美術館の入り口脇からの眺望、これはまさに一片の名画である。中に展示されている作品など、足元にも及ばない。この眺望を含めて3点ということにしておこう。