アメリカには1度行ったきりです。ボストンにも行ったことがありません。
ニューヨークにはまだまだ有名な美術館がたくさんあるのになあ。
またもや「後悔先に立たず」です。
これしか見てないので偉そうなことは言えませんが、アメリカの美術館はものすごくレベルが高いと思います。
このページを作ってまた行きたくなりましたが、アメリカって物価が高いのです。
違う町に移動するときは飛行機に乗らなくちゃならないし。
広い美術館は疲れるから嫌いなのだけど、なぜかここだけは例外。館内見取り図がよくできているのだろうか? 単に運が良かっただけだろうか? とにかく、見たいところだけさっさと見ることができたようで、好印象が残っている。
ここの最大の「みもの」は巨大なエジプトの神殿まるごと。ヨーロッパ列強のように無理やり分捕ってきたのではなく、水底に沈む運命から神殿を救うべく、大金持ちのアメリカが一肌脱いだのだという。いよっ、さすがアメリカ、太っ腹!
これ以外にもエジプト関係の展示は充実している。エジプト美術が次第にローマ化(キリスト教化)していくさまが見て取れる。
ところで真夏のアメリカでは建物の中はエアコンがガンガン効いている。 (ヨーロッパと違うんだなぁ。) 一人で神殿を見ていた私は寒さで凍りつきそうになった。慌てて近代絵画のコーナーに行ったら、そこだけとても温かくて生きかえった思いをした。印象主義の作品を見にきた人たちが群れをなしていたためである。印象主義は世界中で人気があるということを、肌で実感した瞬間だった。
日本美術のコレクションはボストン美術館が有名だが、ここのもなかなかのものである。ちらと見ただけなのだが、ディスプレイがとても良かった。ほほう、ここの文芸員は「日本のこころ」をよく理解しておるとみえる、褒めてつかわそう・・・と思ったものだ。(何を偉そうに。)
本当はこの位の大きさの方が疲れないから好き。建物もしゃれているし、中庭ではお昼寝もさせてもらった。印象主義以降の美術の歴史を楽しくお勉強することができた。ところが・・・
最後の現代美術のコーナーでは、「青」という題名のただ真っ青に塗られたキャンバスや、「赤」という題名の真っ赤に塗られたキャンバスなんかがずらりとある。ただの真っ白いパネルを見てウケている(というか、あきれている)人が私以外にも何人もいた。この手の作品もたま〜に見るぶんには新鮮で面白いかもしれないが、こればかり延々と見せられると、なんだか馬鹿にされているような気分になってくる。
私はこの美術館(というより、このコーナー)に行ってからしばらくの間、現代美術アレルギーになった。治ったのはパリの国立現代美術館に行ったお陰である。 だからマイナス1点ね。
アレルギーの癒えた今なら、たぶん5点をつけると思う。
信じがたいことだが、建国当時アメリカとフランスは仲が良かった。フランスの敵はイギリス、そのイギリスに反旗を翻したアメリカは、敵の敵だから味方というわけ。だから(と決めつけてはいけないかもしれないが )
、アメリカ合衆国の首都の都市計画を手がけたのはフランス人だった。
確かに、この町はなんとなくパリに似ている。ただしこの二つの町の間には一つ大きな相違点がある。
パリは「歩くのが楽しい町」である。それに対してワシントンD.C.は「歩く町」ではない。地図を見て、ほんのワンブロック先でも甘くみてはいけない。そのワンブロックがとてつもなく長いのだ。向こうに見えていても実際にはなかなかたどり着けない。ヨーロッパとアメリカは「縮尺が違う」ということを実感した。
この町にはスミソニアン研究所に所属する数々の museums がある。その一つであるこの美術館はアメリカ有数のヨーロッパ絵画のコレクションを有するのだが、なぜか日記には<けっこう良かった>とそっけなく書かれているのみである。
良く覚えているのは、この美術館に近づくにつれ、フランス人やイタリア人が湧いて出てきたことである。自国から流出した美術品を見に、ヨーロッパから大勢の人々がやってくるのである。
世界の一流の美術品は、世界一の経済大国に集まるということがよくわかった。
マンハッタン島の北の端っこにあり、ハーレム地区を通り抜けるバスに乗 って1時間以上かかる。最初は身ぎれいなサラリーマンやOLばかりだったバスの乗客が、だんだん黒人労働者に入れ替わり、最後には全員が黒人になっていたのには驚いた。
同じマンハッタン島だとは信じられないくらい閑静な場所である。ハドソン川を渡る風も爽やかで、ニューヨークから小旅行をしたような気分を味わえる。
これはメトロポリタン美術館の分館みたいなものらしい。
建物はフランスの修道院をそっくり移築したという代物で、そこにヨーロッパの中世の美術品コレクションが展示されている。あまり詳しくないのでよくわからないが、たぶん内容的には充実しているのだろうと思う。
ここで味わったなんとも言いがたい違和感は忘れられない。申し訳ないが、この建物も展示品も「場を得ていない」と感じた。アメリカの風土や空気にそぐわないのだ。
専門知識のある人は十分楽しめることだろう。また、ヨーロッパにまだ行っていない人が、とりあえずその雰囲気の予習をするには最適かもしれない。