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えせバックパッカーのいでたち

えせバックパッカーが旅立つとき、何に気を使うかといえば、自宅から成田までの道中です。

ここはまだ日本文化圏なので、あまりにもみっともない格好は許されません。 だから、きれい目なTシャツときれい目なズボンを身につけ、ショルダーバッグをたすきがけにし、リュックを背負います。

ここで着用したきれい目なTシャツは、旅の最中も比較的大切に扱い、首周りなどが伸びないように、ついつい気を使ってしまいます。 帰国後、成田から自宅までの間に「まっとうな日本人」からヒンシュクを買いたくないからです。 でも旅先で買った真新しいTシャツで帰る、という手もあるので、そんなに神経質になることはないのですけどね。

旅先では野に放たれた動物のように自由を謳歌するえせバックパッカー。
普通に町を歩き、普通に安レストランで食事をし、普通に安宿に泊まる限りにおいてはどんな格好をしていても浮かないからです。 ヨーロッパは大陸で、さまざまな人種がさまざまな趣味の格好をして歩いているので、えせバックパッカーなんか目立たないのです。

夏のヨーロッパ、と一口に言ってもいろいろですが、 おおまかに言ってパリ以南は日本並みの暑さです。 ジーパンなんかはいちゃいられません。

そこで登場するのがよくスーパーで2000円くらいから売っている、5分そでくらいで丸首のブラウスと、少し短めのズボンと組み合わせのやつです。 コットン100パーセント、メイド・イン・チャイナかなんかで。 ま、よーするに真夏、オバ(ア)サンが、家の中でごろごろするための衣服で、近所の買い物くらいは行ってしまう、というやつ。
これのせいぜい色・柄が派手なのを選びます。

これの長所は上下とも毎日洗濯して、翌朝に乾いてしまうこと。なんと言っても最高に涼しいし。 そして皮膚を覆う面積がそれなりに多いので、うるさい教会などでも門前払いを食う心配がないのです。 (さらに、大きな声では言えないけれど、下着が響かないので、ノーブラでも大丈夫)

でも私の旅の写真を見た友人は、一瞬絶句して、そして
「・・・なんか・・オバンくさい・・・」
とつぶやきました。(それが普通の感覚よね。。。)

でも、スペインで知り合ったベテラン旅人の女性には
「あなたの着てるの、なーんて実用的なんでしょ。よく考えたわねえ」
と褒められました。

やはりスーパーで安く売っているワンピース(サマードレス、とかいうやつ)も持っていきます。 共同シャワーの場合は、まずこのワンピース1枚になってシャワー室に向かい、シャワーを浴びたあともこれをさっと着て帰ってきます。言うなればバスローブの代わり。 そして部屋着にもなってしまいます。

さらには、美術館めぐりなんかもこれででかけてしまいます。 涼しいですよ。(右はせっかく気取ってポーズしたのにピンぼけでがっかりさせられた写真inイタリア 。。。(;_;)。。でも雰囲気だけをわかっていただくには却ってうってつけだったりして。。。苦笑)

足元は。。。原則的にはランニングシューズ。
今日は歩かないことがはっきりしているとか、昼寝したあとちょっと夕方のお散歩、というときはサンダル。これもまたスーパーで1000円くらいで買って、普段使っている「つっかけ」をそのまま持っていきます。
部屋ではスリッパ代わり。
シャワーに行くときもこれで行きます。
そのためにビーチサンダルを持っていく人が多いようですが、ビーチサンダルでは町歩きはできないので、つっかけの方がいいと私は思っています。

こういう格好で数週間過ごして日本に帰ってくると、日本独特の服装感覚に順応しきれなくて、必ず1回は失敗してしまいます。要するに、日本の町を歩くにはダサ過ぎる格好をしてしまうのです。
若い子のもろ肌出したキャミソールがよくて、どうしてホームドレスで電車に乗ってはいけないんだろう?・・・ぶつぶつ。

イギリスとか、涼しい国の場合は、Tシャツの重ね着、寒かったらトレーナー、もっと寒かったらゴアテックスのジャケットを着用。これは完全防水なので、雨が多い国でも安心です。
ズボンはコットン。 ジーンズは乾きが悪かったり、案外使い勝手が悪いので。
寒いときのためにストッキング(ズボンの下にはくので、破れたやつ)も「保険」として持っていきます。

貴重品は原則として腹巻の中
出し入れしなければならないものはたすきがけのショルダーの中。 このショルダー、こだわりを持って足を棒にして探した末に、 ようやく見つけたものです。 (詳細は「旅の被害届」の「フランスにおける被害」を見てね。)

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