
帆がはずされた日本丸
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「今回はアンベンディングセイル、ブラックダウン後なので、あまりきれいでは
ないですが、見る機会が無いと思うので、良い経験だと思います」
Sくんにそう言われても何が何だかわからない私たちでしたが、
要するに、
メンテナンス等の理由により、帆を全部外した状態であるということでした。
うーん、、、帆の無い帆船って・・・。
帆船には帆があるほうが嬉しいかも。
でも、この状態の日本丸は、数年に1回しか見られないので、非常に貴重な姿なのだそうです。
ふーん、そうなのか。
泣き叫ぶ船の赤ちゃん
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私たちがどういう人間かということがわかっている
Sくん、「まずはこれから」と言いながら、キャプスタンのカバーをさっさかはずしてくれます(^o^)
Sくんの了解を得て、
キャプスタン、うんしょうんしょと回してみたら、けっこう感動してしまいました。
さすがに「棒を付けて回したい」とまでは言えなかったんだけど。
前回と同じように、丁寧に甲板上と船内を見せてもらった後、Sくんの部屋へ。
ここで、私が「船の赤ちゃんをベッドに寝かせてみよう」とアホなことを口走ったため、
お母さんから引き離された赤ちゃんは、火のついたように泣きだしてしまいました。
赤ちゃん、嫌なことさせてゴメンね。
ロジャの世界
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そして、いよいよ今日の目玉です。
Sくんたちは、上官に許可を取ってあるから、機関室を見せてくれるというのです。
でも、
「怪我をしても責任は取れない」ということで、
私たちは
前もって「スカート・サンダルは不可」と言われて
いました。
むっとする熱気がこもった機関室内では、
機関がすさまじい唸りをあげていて、
Sくんが大声で説明してくれても、ほとんど何も聞こえません。(それでも、
3台ある機関のうち、1台だけしか稼動していないので、普段よりは静かなのだそうです。)
よくわからないながらも(←いつものことだって)、「ロジャの世界」をかいま見ることができて、私たちはおおいに満足したのでした。
実は
前回、うまく写真に撮れなかったものがありました。
今回は成功したので、
その写真をもって、
2度にわたる日本丸リポートの結びとさせていただきます。
真ん中の
黄色いのにご注目 |
英語ではQUARANTINE FLAGといいます
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