ふゆきのロシア語留学レポート
サンクト・ぺテルブルクでの研修
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ちょっとだけペテルブルグに長居してみたかったから 「短期語学留学」をしてみることにしました。 申し込み時は、АБВДГも読めない、ありがとうも知らない。
でも、ロシアって隣の国だもん、気軽に行きたいよね? (これは2002年6月のお話。)

入学申し込み

ロシア語の学校は、いろいろな町に国立や私立などいろいろあります。
ウクライナとかにもあります。
私はサンクト・ペテルブルグ国立大学のロシア語文化センターにしました。

入学手続きですが、HPを見て、メールで申し込み出来ます。

サンクト・ペテルブルグ国立大学には2つの外国人用コースがあります。

どちらも、代表メルアドをあまり見てないのか、 たまたま休みの時期だったかで、最初のレスは遅かったですが、 1回連絡がくれば、あとは一応まともにレスポンスがあります。

ところで、「キリル文字が読めること」が入学の最低必要条件。
期間は最低2週間から、かな。
私は出発前に慌てて覚えて行きました。(^_^;)

ビザ関係

インビテーション
入学手続きをすると、学校が作ってくれます。
この学校だけではなく、どこの学校でも同じです。
「ビザを申請する大使館」と「自宅」との両方に インビテーションをファックスしてくれます。
最初にリプライが来てからファックスが来るまで4週間待ちました。
ぺテルブルクのロシア語文化センターの場合、手数料は30ドルで、料金の支払いは到着後になります。

ビザ申請
学生の場合、インビテーション、パスポート、写真、 申請用紙(大使館にある)が必要。
東京の ロシア大使館のビザコーナーは、 9時半から12時半まで。
朝9時くらいから、旅行代理店の人が列を作り始めるので、 一番を狙うなら8時50分には着くようにしましょう。
12時半前に並んでいても、12時半で業務は終了だから並び損になります。
ちなみに、ロンドンのロシア大使館は、8時半には30人以上が並んでます。
まだ、東京の方がだんぜん楽。

ビザは通常は1週間後の受領ですが、即日発給も行っています。

業務ビザ
学生は、通常、1ヶ月の業務(学生)ビザを取得するようです。
インビテーション上の有効期間は「1ヶ月」となっているので、 1ヶ月取得し、学費を払った分だけ、現地で延長するのが普通のようです。
私の場合は、申請用紙に滞在期間「2ヶ月」って書いたら、 3ヶ月有効のビザが貰えました。
学校で、コーディネーターのイリナさんに、何度も「珍しいわね」 と言われました。
お値段は、2002年5月で、通常1週間の発給で7千円、即日5万円也。
そうそう、1ヶ月発給だと1000円らしい。
イギリスでの即日発給は140ポンド、だったかな?

ビザ延長
ビザ延長には3週間の日数がかかるらしい。
ビザを延長した場合は、出国2週間前に「出国ビザ」の 手続きしなければならないらしい。
だから、一気に滞在分のビザが降りている方が簡単らしい。

ロシアビザは3ヶ月以上滞在する場合は、HIVのテストを 受けなくてはなりません。
現地で延長する場合も、現地でHIVのテストを受けます。

シングルエントリービザ保持者が、一時出国する場合は、 リエントリーの手続きが現地でできます。
詳しくは学校のコーディネーターへ。


入学手続きを業者に頼むメリット

何の手続きもそうだけど、自分でやると、不安が多い。
ホントに、手配、進んでるのかな、って毎日心配。
業者に頼むと、手続きミスの不安は無いでしょう。 (ミスが全く無い訳じゃないんだけど)
また、業者に頼んでいる人同士で同室にするらしく(寮は相部屋です) 日本人同士で住めます。
共通語はロシア語のはずなので、意思の疎通が大変なのです。 (実際は英語が共通語、かも)

業者にかかる手数料は安心料。 あと、大使館で並んだりしなくてよいのは楽。


現地到着

お出迎えサービス
学校が、空港から寮(またはホームステイ先)までの送迎サービスを アレンジしてくれます。HPに書いてあります。
荷物が少なければ、もちろん自力でも行けます。 でも、頼むと楽です。

入学
学校は毎週月曜日の入学かと思いきや、 金曜日の午前に入学手続きに行ったら、 「金曜日の午後から?」って聞かれました。
だから、いつでもいいんじゃないかな? いきなり朝来て、今日から学びたいって言っても入れてくれるみたい。
(じゃあ、ビザはどうするんだって?)


滞在登録&学生証着

ロシアでの滞在登録
イタリアとかもそうなんだけど、外人滞在登録をしなくちゃならないわけです。
通常、インビテーションをくれたところが、代行してくれるらしい。
学校は、学校に行っている期間だけ登録してくれます。
学費は、1週間、夏季講習77ドル、通常90ドル(2002年現在)なのですが、 学校終了後、旅行に行くなどする場合は、 1週間27ドルで学校に行っている事にしてくれます。 (ビザの延長もその間だけ可能)
でも、有効なビザ持ってたら、自力で登録すればいいのかなあ? よくわかんないです。

3ヶ月以上いる人は、在留届の提出が必要になります。
帰る時は、ちゃんと在留届、抜いてきましょうね。

学生証
短期滞在者にくれる学生証は、正式なものではないみたいです。
でも、これがあると、「正規料金」と「ロシア人への割引価格」という2重価格が多 いこの国では、ロシアの学校に行っている学生として、ロシア人用割引料金の適用対 象内になる時もあります。
ちなみに、ISIC(国際学生証)は、ペテルブルグでは シンドバッドトラベルで作れます。 220ルーブル(8ドル)也。(2002年)

シンドバッドトラベルに併設しているYHは、観光ビザのビザサポートもやっています。


授業

ロシア人先生に各国さまざまな国籍で、私のクラスは4〜10人。
授業は1日4時間=週に20時間。

最初は単語覚えるのが大変。
初日は80個! 次からだんだん減ってきたけど。
授業自体は、繰り返し繰り返しで、わかりやすい。
夏季プログラムは、みんな短期なので、来ては去り、、来ては去り、です。
最初はАБВの読み方から、大急ぎで進んでいきます。
フィンランド人・カナダ人・ドイツ人・韓国人が「АБВから留学生」仲間。
ロシア語がある程度出来ると、ロシア語が共通語になるんだけど、 このレベルだと、英語かドイツ語かフランス語が出来ないと、 クラスメートとお話できなくてつまらないかも?

ちなみに、先生は英語かドイツ語ができる人が多いみたいです。


寮と生活について

HPにある通り、駅から歩いて15分、バス停目の前、 海(フィンランド湾)まで歩いて5分。 なかなかいい所にあります。

2人部屋と1人部屋がつながっていて、3人でバス・トイレ・キッチンを共同利用。 寮の前にスーパーがあります。 スーパーにはATM有り、しょうゆやアサヒビールまで売っててかなり便利。 駅前は結構大きいショッピングコンプレックスがあって楽しいです。

寮の共同部分の設備
パソ&インターネット設備。 1分1〜1.2ルーブル。(11時〜11時。料金は時間によって違う)
洗濯機・1回30ルーブル(1ドル)
乾燥機・1回50ルーブル(1.5ドル)

隣の部屋と共有部分の設備
キッチン。冷蔵庫。(調理器具無し)
バスタブ&シャワー。トイレ。
ばけつ。 ほうき。 ちりとり。

自分の部屋の設備
机。 椅子。 ベッド。 シーツ。 かけ布団。 まくら。 スタンド。
(階によっては)クローゼット、テレビ、電話。

電話
サンクト・ペテルブルグ市内の電話は無料です。 だから、電話はかけ放題。(市内だけだけど)

自分のパソ持っていった場合
<その1>
寮のLANを、月30ドルで部屋に繋いでもらえます。
1日1ドルだからありがたいサービス。
ただ、初期接続費用が20ドルとられるので、短期滞在には向きません。
<その2>
自分のプロバイダーがローミングポイントを持っていれば、 もちろん電話で繋げます!
市内通話が無料なのが嬉しい。
<その3>
ペテルブルグには、インターネットプリペイドカードなるものを売っています。
3時間分で65ルーブル、5時間99ルーブル、他、11時間/20時間/夜用など。
カードに、有効期限、ユーザー名、パスワードが書かれていて、 そのパスワードは有効期限内で該当時間だけ有効。
設定はいつも通りで、
・ダイヤルアップネットワークから「新しい接続」を選ぶ
・書いてある電話番号を入れる
その後、プロパティのサーバーの種類を、
・PPPインターネットを選択
・ネットワークへのログオン
・TCP/IP
これらにチェックを入れ、TCP/IPの設定は
・サーバーが割り当てたIPアドレス
・ネームサーバーアドレスを指定する
「プライマリDSN」と「セカンダリDSN」を指定するだけです。

私が使ったカードはこの会社のです。
同封されている説明はロシア語で書いてあるんだけど、 ユーザーIDとパスワードの文字は英語だし、 数字は一緒なので、何度か自分で設定した事のある人なら、 すぐ分かります。

セキュリティ
入り口に守衛さんがいて、それとは別に、501号室に管理人さんがいます。 鍵は、フロアに入る鍵、入り口のドア(外側と内側)、部屋のドア、と 4つの鍵を貰います。


持っていったほうが良いもの

とりあえずの生活必需品は「使いかけがあったら」持っていくといいでしょう。 こっちでも買えるから、わざわざ買って持って来る必要はありません。 シャンプー、石鹸、タオルなど、旅行者必需品はもちろん必須ですが、 西欧と同じものが西欧より安かったりするので、 それ以外ものもだけ書いておきます。
ちなみに、私がこっちで購入したモノは物価の目安のために 金額も書いておきます。

消耗しないけど必要になるもの
・鍋(18cmテフロン加工+蓋 350ルーブル<12ドル>)
・フライ返し(テフロン加工 99ルーブル<3ドル>) あると便利)
・皿
・フォーク
・スプーン
・ナイフ(野菜とか切れる小さいのが35ルーブル<1ドル>)
・コップ
・コイルヒーター(鍋があればいらないけど)
・ハンガー

勉強に必要なもの
・辞書(「英露」でよければこっちで買えます。<5ドル以下>)
・ノート
・ボールペン(1.2ルーブル<3セント>)

消耗品(なにげで日本の方が安いものもある)
・トイレットペーパー(4つで38ルーブル<1ドル>)
・塩、砂糖、コショウ
・洗濯石鹸
・食器用洗剤(20〜60ルーブル<1〜2ドル>)
・食器を洗うスポンジ
・とりあえずの食料(ティーパックとかインスタントラーメンとかがあると便利)
・サランラップ(まだ買って無いけど欲しい・・)

さすがに持っていけないもの(でもすぐ買うことになるもの)
・水(沸騰させてもまずくて飲めません。6リットルで30ルーブル<1ドル>)

洋服について
洗濯機は高いから、毎日手洗い。 だから、そんなに枚数は要りません。 (または、泊数分持っていくか。) 日本で流行遅れで着れないって思っていたものが、 まだまだかっこよかったりします。
冬は、、厚着になるのでしょうね。
服をこっちで買おう、というのはあまり良いアイデアでは無いと思います。
もちろん、売ってはいるんだけど。


学校に来るチケット売りのおばさん

週に1〜2回、チケット売りのおばさんがやってきます。
マリインスキー、バリショイジャルなど、有名劇場のチケットを ロシア価格で持ってきています。

劇場で売り切れと言われても、おばさんは持っています。
ちなみに、おばさんは20%コミッションを取るから、 買えれば劇場で買うのが一番かも?


さてさて、その成果は?

何も知らない状態と比較するのは非常に容易です。

来た時
全てが謎。 しかも、みんなロシア語で話しかけてくる。 どこに店があるのかも分からず、さまよい歩く。 乗り物の乗り方もよくわからない。

1週間経過
覚えなくてはならない単語(名詞)の量が多くて毎日復習復習。 町に慣れてきて、バスや電車に乗れるようになる。 日頃の疲れが溜まっていてごろごろしていたいのと、 勉強へ焦りがあるので、観光せずにひたすら家と学校を往復する日々。

2週間経過
単語を覚えるのは一段落。 タクシーに乗って行き先を告げて、料金がいくらかとか、 その程度の会話が出来るようになる。 スーパーで売っているものが、ものめずらしくなくなる。

3週間経過
動詞や形容詞が出てくる。 ヨーロッパ人よりも慣れが遅く、遅れをとり始め、焦り始める。 話したい事も、授業でやったなあとは思うが、出てこない。 部屋にこもって復習をするが、以前ほどのガッツが出ない。 カタコトのロシア語で話すと、「あなたは英語ができますか?」 と訊かれる。 モンクを言われた内容がたまに察知できて、悲しい思いをする。

4週間経過
途中から入ってくる人達は、文法を勉強してから来ているので、 自分1人が授業について行くのが大変になる。 買い物などは、失笑を買いながらもできるようになった。 勉強はお疲れモード。 ロシアの事を知らないのが気になる。

5週間経過
先生が変わってしまい、進みが遅くなる。 ゆえに、学校に行くだけで、授業についてはいけるが、上達度は不明。。 先週と変わらない気がする。

6週間経過
とうとう2冊目の教科書に入る。 先生がまた変わり、今度は進みが速すぎる。 名詞の格変化が終了。 動詞の不完了形・完了形についての勉強が始まる。 6週間以上いる人はこの週が一番大変なはず。 動詞を山のように覚えるはずの週。 でも私は最終週だし、これらは暗記せずに終了!

だいたい4ヶ月いると、カタコトで生活できるようになるみたいです。

6週間ってちょっと短かったな、もうちょっといたかったな、 という気分です。

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