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えせバックパッカーの旅日記
アドリア海の風に吹かれて(4)

ドブロブニク2日目

私たちが幸運だという証拠(笑)
7月31日月曜日。
目が覚めると4時。よく寝て元気になった。ごろごろしているうちに、さらにどんどん元気が出てきて、昨日までの日記をつける気分になった。 8時過ぎ、のんびりシャワーを浴びてから、キッチンのドアをノック。 昨日、イヴォさんの奥さんが「コーヒーを飲みにいらっしゃい」と言ってくれたからだ。

奥さんはトルココーヒーを淹れてくれた。クロアチアではそれが一般的なのだそうだ。 一緒にコーヒーを 飲んだあと、奥さんは「占いして遊びましょう」と言い出した。そこで、カップに残ったコーヒーかすを見せ合い、 「馬が見える」「これは鳥だわ」とテキトーなことを言い合い、「これは幸運のしるしに違いない」と、脳天気な結論を出した。

ドブロブニクの朝市
午後はカフェになる

次に奥さんは、今までに泊まった客から送られてきたものだという、たくさんの写真を出してきて見せてくれた。
絵になる海辺の写真があったので、「これはどこ?」と尋ねると、「モンテネグロよ」という答え。
ドラマチックな景観の中の美しい橋の写真を指さして「じゃあ、これは?」と訊くと、「それはモスタル。ボスニアよ」
うーん、ロンプラのクロアチア編しかチェックしてこなかったのは、大きな間違いだったかもしれない・・・っていうか、旧ユーゴスラビア、細かく分かれ過ぎだってば!

旧ユーゴに詳しい友人といえば、ふゆきである。彼女に尋ねるしかない。早速「モスタルって知ってる?」と携帯メールすると、たちどころに「前からすごく行きたいと思ってたところ」という答えが返ってきた。そうか、そうなのか。 「なんとかして私の代わりに行ってきて!」とさえ言っている。でも、今の私は、モスタルに関して、全く情報を持っていない。

とりあえず、今日はドブロブニクだ。まずは城壁。

10時頃にでかけ、朝市でネクタリン1個とミニトマト1パックを買う。それだけで25クーナ(=約500円)。ミニトマトの量が日本のスーパーのパックの倍はあるとはいえ、ひどく高い。そのすぐ脇で売っていたサンドイッチを買う。これまた25クーナ。かなり大きなサンドイッチだが、やっぱり高い。サンドイッチと水、デザートに噴水の水で洗ったミニトマトを食べ、朝ご飯終了。

昨日見た海洋博物館の脇から城壁に登る。もうすでに日がかなり高くなっているので、暑くてたまらないのではないかと心配していたのだが、登ってみると海風が吹きつけ、炎天下であっても歩くのが苦にならない。それどころか、爽快で、とても楽しいのである。

私はここで断言する。ドブロブニクのイチオシは、この城壁である。50クーナかかるけれど、絶対に1周するべき。

とはいえ、1時間余りかけて歩き、下に降りてきたら、やっぱり疲れていた。 すっかりぬるくなってしまった水を飲み、ネクタリンを食べて一息入れてから、今度はRector's House(総督の家)に入ってみる。これは予想通り、さほど見応えがあるというほどのものではなく、35クーナは高いと思った。Ethnolographic(民俗博物館)と、昨日見た海洋博物館とこのRector's Houseの3館共通は50クーナなので、2つ見たいのならこのほうがお得である。でも、どれもたいしたことないから、無理して2つ見ることもないと思う。(民俗博物館は見てないけど。)

くたびれたので、いったんsobeに戻る。

キッチンでは、ちょうど坊やがメロンを切って食べようとしているところだった。彼は私の顔を見ると「どうぞ」と、一切れくれた。いい子だ。イヴォさんも顔を出して、「もっとお食べなさい」と、もう一切れ、とびきり大きいのをくれた。プルーンもくれた。

旧市街の東側にある旧港
北側の城壁にある、いちばん高い塔から
旧市街を望む
西側の城壁から新市街方向を望む
外海を望む
この門をくぐると旧港

新鮮な果物に舌鼓を打ちながら、「明日はヤドロリニアのフェリーでコルチュラに行くつもりだ」とイヴォさんに言うと、「ほんとうにフェリーはあるのかい? あの会社はあてにならないんだよ」
そしてすぐにヤドロリニアに問い合わせてくれた。
回答は「明日はコルチュラ行きのフェリーは無い。あさってならある」

えええええっ?!

「もう1泊したら?」とイヴォさんは言うが、ドブロブニクはもうあらかた見尽くしてしまった。残っているのはスルジ山にタクシーで登ることだけで、それは今日の夕方するつもり。
明日は何をしたらいいのか・・・?

「ちょっと考えてみる」とイヴォさんに言い、部屋に戻り、ベッドでごろごろしながらロンプラを熟読し、熟考した。

そして午後4時。
明日の計画を胸に秘めた私は、旧市街の急坂を下っていた。

* * * * * * * * * *

: ヤドロリニアの名誉のために申し上げますが、乗ろうと思っていた日にフェリーが無かったのは、決してヤドロリニアが「あてにならない会社」だからではありません。イヴォさんが嘘をついたわけでもありません。種明かしは後ほど。

4ドブロブニクの城壁から撮った、たぶん私の最高傑作(笑)

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