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えせバックパッカーの旅日記
アッシジをなめちゃいけない(1)

はじめに

観光地として世界的に名高いフィレンツェとローマは、イタリアの中心都市なので 交通の便が良く、順にまわって効率よく旅行することができる。

しかし、この中間にどうしてもはずせないもう1つの町がある。フランシスコ修道会の本山であるサン・フランチェスコ大聖堂(注1)のある町・アッシジである。丘の上にあるこの小さな町には世界中から信者と観光客が詰めかけ、シーズン中には宿をとることすら難しいと言われている。

知人に大学生の研修旅行の引率者としてしばしばヨーロッパに出かけている人がいるのだが、初めてイタリアに出かけようとしている私(注2)に彼はこう言った。
「イタリアはいいですよ。人が親切で。アッシジを除いてね」
町の規模に比較してあまりにも多くの旅行者がやってくるので、人々がこすっからくなってしまっているのだそうだ。

彼からも 宿がとりにくいと言われた私は不安にかられ、フィレンツェに行ってからアッシジのホテルの何軒かに電話をかけてみた(注3)が、どこも満室だと断られてしまった。 シングルで1泊というのもネックになっているように感じられた。 前途多難が予想される。

そこで、次善の策として、ひとまず隣町のペルージャに宿をとり、そこからアッシジに行くことにした。

* * * * * * * * * *

注1: 「Basilica di San Francesco」の日本語訳。 「大聖堂」というとカテドラル、つまり英語のcathedralをイメージする人が多いのではないかと思うが、この建物の名称は 「cattedrale(カッテドラーレ)」ではないのである。 ただしWikipediaによると、「バジリカであると同時にカテドラルでもある」という場合もあるのだそうだ。 そういった例の中で最も有名なのは「バチカンのサン・ピエトロ大聖堂=Basilica di San Pietro in Vaticano」だろう。Basilica di San Francescoもそのタイプだと思われる。

注2:この旅行は1991年夏。

注3:当時、日本から自力で予約するとなると、国際電話をするしかなかったのだが、電話で外国語を話すのが嫌で(今もそうである)、引きのばしてしてしまった。今の私ならネットで宿の予約をしていくことだろう。

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