スカンジナビア航空に最後に乗ったのはたぶん20年以上前。 今回は機内食のオプションが無く、アルコール飲料が有料だった。 航空業界は右肩上がりの時代にサービス競争をし、 LCC隆盛の昨今、コスト削減のためにサービスを削り、 結果、 私が初めて海外旅行をした40年前の状況に戻ったのである。 定時に成田を出発し、定時にコペンハーゲン着。 「乗継」の表示を見ながら歩いていったら、デンマークに入国してしまった。 空港はとても小さく、そのまま勢いで電車に乗ってコペンハーゲン市内に行ってしまいそうだ。
あまりにも退屈なので、さっさとセキュリティチェックを済ませて、再び空港の「中」に戻ったら、 ショップがたくさんあって、実はこのコペンハーゲン空港、なかなか楽しい空港なのであった。 搭乗時刻近く、ゲートに行ったら、手にホットドックを持って歩いている人がいた。 あら美味しそう。来た道を戻り、店を見つけ、ホットドックとビールで腹ごしらえ。 この後のアイスランド航空では、食事はおろか、飲み物のサービスさえなかったので、ここで食べておいたのは正解だった。 レイキャヴィク着
外はまだ明るい。 空港出口そばのFlybusのカウンターでホテル名のメモを見せてチケット購入し、 「あっちです」と指示された方に行くと、既にバスがいた。 表示が小さくてわかりにくかったが、確かにFlybusだった。
バスは定刻9:35発。 バスはレイキャヴィク市街の外周を大きく回り、住宅地を走り、坂道を上ると、 いきなりハッドルグリムス教会がそびえたっていた。 ガイドブックで見ていた外観はそのままだけれど、その小ささは意外だった。 その後もバスは、もしもタクシーだったら「ぼったくり」を疑いたくなるほどの迂回をしたあげく、 メインストリートであるLaugavegur通りに入った。 前方にフレンムルバスターミナルが見えた。このあたりだと思っていたら、 バスはさらに先まで進んでから停まった。
地図を確認すると、思ったとおり、逆方向だった。ドライバーもそんな勘違いをするのだ。 フレンムルバスターミナルから東にほんの50メートルかそこら歩くと、 連なる集合住宅の1階に タイ料理のテイクアウト店があり、その数メートル先に 何の表示もない通路があった。そこを通り抜けて裏手へ廻る。 番地を確認した上で、メールで送ってもらった暗証番号で玄関ドアを開け、ラックに置かれた鍵を見つけた。 正面玄関の鍵と、私たちの部屋の鍵2つ。 部屋に入ったのは11時ごろ。日が沈んでからもずっと薄暮だった。 シャワーを浴びるためにお湯を出すと、硫黄の匂いが立ち込めた。温泉だ! 下着のみ洗濯して就寝。 |
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