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えせバックパッカーの旅日記
冬の南仏プロヴァンス(15)

12月31日、タラスコン そして さらばプロヴァンス

タラスコン タラスコンにて。カフェかケーキ屋か雑貨屋かと
思ったら、高齢者介護サービスの協会だった。
今日はいよいよ帰国。アヴィニヨン空港発15時25分ということで、けっこう時間があるので、思い切ってタラスコンに行ってみることにした。

チェックアウトし、ホテルに荷物を預け、 10時12分発の各駅停車に乗り、10時半頃、タラスコン着。

ミストラルがびゅーびゅー吹きすさむ中、 旧市街をうろうろしながらタラスコン城を目指す。なるほど、中世そのままという感じの町並みである。でも、ちょっときれいすぎる。もうちょっと生活の匂いがする町のほうが私の好み。

タラスコン タラスコン城
お目当てのタラスコン城に着くと・・・がーん。閉まってる。
馬鹿馬鹿! 今日は月曜日じゃないの! ガイドブックにも「月曜休館」って書いてあるじゃないの!
再び旧市街をうろうろ。ちょっと感じのいい一角はソレイヤド博物館の塀だった。せっかくだから入ってみようか。・・・がーん。ここも「日・祝・月は閉館」。
教会でもないのにジオラマの展示に出くわしたりして、タラスコンの路地裏歩きはそれなりに収穫があったが、 もう十分。でも、 アヴィニヨン行きのバスにはまだ間がある。寒いからカフェにでも行って温かいものを飲もう。トイレにも行きたいし。

というわけで、駅前のカフェでコーヒーを飲んで時間をつぶした。

アヴィニヨン空港 アヴィニヨン空港にて
12時40分発のバスは、アヴィニヨンTGV駅を経由するから、アヴィニヨンまで50分もかかるのだが、今日の私にとって時間がかかるのは一向にかまわない。というか大歓迎。TGV駅周辺の雰囲気は、まるで日本の新幹線の駅のようには無機的で、それはそれで興味深かった。

アヴィニヨンに戻り、おとといサンドイッチを買ったパン屋でサンドイッチを買い、ホテルに荷物を取りに帰り、駅前にとんぼ帰りし、タクシーで空港へ。空港のカフェテリアでココアをとり、サンドイッチの昼食を取って出発を待った。

パリまでの飛行機の座席は右の窓側だった。飛び立って間もなく、とんがった山が見えた。ヴァントゥー山だ。その姿に感動していたら、さらにその奥に、ひときわ高く険しい雪山の連なりが見えてきた。
あれは何?(地図を見る)
もしかしたらアルプス?! 
そうだ、そうに決まっている! 

最高のサプライズだった。
アルプスの山々は間もなく雲におおわれてその姿を消した。


アルプスの山々が見送ってくれた

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