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えせバックパッカーの旅日記
冬の南仏プロヴァンス(16)

オマケ:大晦日のパリ、あるいは
安く手早くパリの名所を廻る方法

パリ 冬のパリ
パリ・オルリー空港へ降り立ったのは4時半。 シャルル・ドゴール空港への直行バスもあるのだが、 チェックインは9時半なので急ぐことはない。 どうせなら少しはパリを楽しもうと考え、 タイミング良くやってきたDenfert Rochereau行きのバスに乗った。終点到着は5時ちょっと過ぎ。 地下鉄駅に直行し、窓口で切符を買おうとしたら 「無料です」
えーっ? どうして? どうして?
見ると自動改札が開きっぱなしになっていて、人々がどんどん入っていく。 わけのわからないまま入り、ホームに向かうと、構内放送が聞こえた。
「今日、大晦日は午後5時からパリ市内交通は無料です」
ラッキー!

まずは地下鉄6号線でPlace d'Italieへ。

駅前のショッピングセンター内にある書店FNACで本を物色し、小腹が空いたので、同ショッピングセンター内の中華のファーストフードでフォーを食べた。 (「またフォーか」とお思いになるだろうが、軽く食べようと思うと、ついアジアン、それも麺類に走ってしまう。)

パリ フランス語版「十二国記」
ショッピングセンターは7時半閉店だった。もうちょっとのんびりしている予定だったのだが、しかたがない。再び地下鉄6号線に乗る。今度は逆方向に行く。

この路線は私のお気に入りである。かなりの部分、地上を、それも高架を走るからだ。お薦めビューポイントはBir-Hakeim駅のあたり。 ほんの数秒間だが、エッフェル塔を間近に見ることができて、セーヌ川も眺められるので、絶対に見逃してはいけない。 最後の仕上げとして、終点の「Charles-de-Gaulle Etoile」から地上に出て、ライトアップされた凱旋門の雄姿に「また来たよ」と挨拶し、パリ名所巡りは無事終了。

この後に乗った電車(RER)はものすごい混雑だった。 東京のラッシュに慣れている私だが、今日は荷物を引っ張っているので、ちょっと大変である。Chateletでシャルル・ド・ゴール行きのRERに乗り換えた後はそれほどでもなくなったが、反対側のホーム、つまりパリの中心部に向かう電車が来るホームは、大晦日の夜をパリで盛り上がって過ごそうという人々で溢れんばかりだった。

アデュー(永遠にさようなら)2007年。
オールヴォワール(また会いましょう)フランス。

これにて冬の南仏プロヴァンスの旅行記は全巻の終わり。(2007年12月)


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