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えせバックパッカーの旅日記
冬の南仏プロヴァンス(3)

12月23日、アルルの続き

ゴッホの跳ね橋の周辺 ゴッホの跳ね橋の周辺
朝起きると、雨はあがっていた。

昨日確認しておいたバス停に行き、10時発のバスでゴッホの跳ね橋へ。 運転手に「ポン・ヴァン・ゴッグ」と言っておいたら、降りるとき「あっちだよ」と教えてくれた。

住宅地の中の歩道を歩き始めたが、ほどなく住宅は絶え、歩道もなくなった。 車がびゅんびゅん走る、歩くのが全く楽しくない田舎の道を しばらく行くと、ロータリーがあった。うろうろすると、自動車用の道路標識が歩行者には見えないところにあり、それに従って左に歩いていったら、遠くに橋が見えてきた。

かねてから この橋は「がっかり物件」だという噂もあるのだが・・・うーん、否定はしない。でも、周囲の冬枯れの田園風景は悪くない。


のんびり写真を撮って、のんびりバス停に戻り、11時14分のバスでアルル市街に戻る。(ここには橋の写真はあえて載せないことにします。実際にがっかりするかどうか、ぜひご自分の目でお確かめください(笑))

カフェからの眺め 最高のおかずは窓の外の円形闘技場
あとはひたすら旧市街散策。
ふだん私は自分ほど路地裏探索をする人にはめったに出会わないのだが、ここアルルには、私並みに路地裏歩きを楽しむ観光客がたくさんいる。地元の人が何気なく入った写真ならともかく、変に観光客丸出しの人が入った写真は撮りたくないのだが、それは私のわがまま。

路地裏探索はやがて、レストラン探しへと変質した。レストランの外に掲示されているメニューによると、定食の相場は12ユーロぐらい。ちょっと高いな。朝食にバゲットをたっぷり食べたので、軽めにしたいのだ。
結局、円形闘技場の裏手のこじゃれたカフェでサーモンとブロッコリー入りキッシュ&グラスワインをとり、9ユーロに抑えた。


クリスマスモードのアルル

レアチュー美術館の中庭
この後も、アルラタン博物館、アン・トロフィーム教会 に立ち寄りながら、ひたすら路地裏探索を続けた。そして思った。 この町はイタリアだ、と。

アルルという町の魅力を写真という形では伝えるには、かなりの腕前と良いカメラが必要なのだ。だから、私が撮った写真のほとんどは、ただのばっちい裏通り写真である。そういう意味で、この町はイタリアの町に近いのだ。(とか言いつつ、いずれ「旅のアルバム」に路地裏写真をアップするつもり。)

ローヌ川の岸辺も散策して、 5時過ぎに帰宅。ほんとうはもっとぐずぐずと冬の夕暮れを楽しみたかったのだけれど、もう十分歩いた。

夕食は昨日のお惣菜屋さんで買った、 トマトのファルシと海の幸のマヨネーズあえ。美味しい。 電子レンジがあると、もっと美味しく食べられるんだけどなあ。

ローヌ川



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