12月24日午後、サント・マリー・ド・ラ・メール到着
クリスマス一色のサント・マリー・ド・ラ・メール
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ホテルに戻り、荷物を転がしながら駅に向かう。
インフォメ近くのバスターミナルでは
サント・マリー・ド・ラ・メールへ行くバスの停留所を見つけられなかったので、駅前バスターミナルから乗ることにしたのである。ホテルからの距離はどちらのバスターミナルも同じようなものなので、別にどうということはない。
バスは定刻に来た。乗ったのは私1人。
次がインフォメ近くのバスターミナル。どこに停まるのかと注目していたら、停留所は
道路の中の「島」になっているところではなく、その「対岸」、つまり道路自体の脇にあった。
ここで男性が1人乗ってきた。そして最後まで乗客は私たちだけ。
しばらく行くと、カマルグの湿原が始まった。
草をはむ馬の姿が見える。道路の脇には農家のスタイルの宿泊施設が点在する。車があればそういうところに泊まって乗馬三昧の休暇が過ごせるわけだ。
馬に飽きたら車でひとっ走りして海に遊びに行ける。
いいな〜
左: 「13」はサント・マリー・ド・ラ・メール行きのバス会社のマーク。
中央: 昼食の魚料理。これとグリーンサラダで10.5ユーロは安い。
右: 宗教グッズ屋さんのウィンドウに飾られた聖母マリアの像たち。
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教会の入口の上にはカマルグ地方のマークが。
教会の上からの眺め
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ドライバーに「ここです」と教えてもらってバスを降りたのが1時。いきなり目の前に「歩き方」で紹介されているレストラン「デルタ」があった。今日のお昼はここにしよう。ホテルにチェックインしてすぐに「デルタ」に戻り、
3種類ある10.5ユーロの「Plat du jour(今日のおすすめ料理)」の中から白身魚をチョイス。味付けが非常に薄かったので、自分で塩・コショーをかけたて食べた。付け合わせがたっぷり、盛りつけがとてもきれい。ついうかうかとコーヒーまで飲んでしまった。このレストランはおすすめ。
この町は巡礼地なのだから、最重要ポイントは教会。
入ってみたら、ちょうど何かが始まったところで、教会内の掲示にも、15時から18時の間に「何か」があるとあった。宗教用語らしきその単語の意味は不明。教会内をうろうろするのがはばかられたので、外に出たら、脇のドアが開いていて、「塔=2ユーロ」とあった。確か「歩き方」によると、今日は塔に登れる曜日ではなかったはず。きっとイブだから特別なのだろう。ラッキー♪
小さいこの町には土産物屋とレストランが山ほどあるのだが、多くが冬季休業中で、開いているのは3割ほど。
それが狭い地域にぎゅうっと集まっているので、観光客にとっては非常にわかりやすい。各所に設置された拡声器から絶えずクリスマスソングが流れ、さらに今日の予定が繰り返しアナウンスされる。
「16時からは教会前にサンタクロースが登場します。お子様たちと一緒の写真が撮れます。
教会では23時からキリストの生誕劇が、真夜中から
ミサがあります」
この町は夏こそビーチリゾートとして繁盛しているのだろうが、
最も盛り上がる10月の祭りを最後に長い冬眠に入る。
そこをなんとかしようと町をあげて頑張ってる感じがひしひしと伝わってくる。
海岸には家族連れがたくさんいて、
そぞろ歩きを楽しんでいた。私も同じことをする。
うーん極楽極楽♪
暖かい陽光、
心地よい海風、すべてがほほえみかけてくれているようだ。
ビーチ沿いをヨットハーバーまで歩き、
夕焼けを堪能し、
ピザを買ってホテルに帰った。
今日もたくさん歩いた。夕ご飯を食べたらちょっと休みましょう。
私は10時50分に目覚ましをかけ、ベッドに入り、読みかけの本を手にとった。
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