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えせバックパッカーの旅日記
ケルトの風、ケルトの海(フランス編2)

ブルターニュの地図

パンポンの森


パンポンの森へ

出発したはいいものの、レンヌの町から出られない。なんでもいいから高速に乗っちゃえ!乗ればなんとかなるさ、と思ったのだけれど、なんとかならなかった。自分たちがどこにいるのかさっぱりわからない。トイレに行くために目についたSAに車を停め、ショッピングセンターに駆け込んだら、本屋があって地図を売っていた。 地図を買い、店の人に訊いてみると、今、私たちがいるのはレンヌの北西。行きたいのは南西なのに(@_@)

道を教わったあとはすんなり運んだ。

何かいいものが住んでいそう

目指すはパンポンの森。妖精や魔法使いが住む、アーサー王の活躍の舞台である。 アーサリアンから「アーサー王の舞台はイギリスでしょ」と突っ込まれそうだが、フランス人がそう言っているのだからしょうがない。 それに真面目な話、ブルターニュの英語名はBrittanyであり、 アーサー王伝説が形成されたプランタジネット王朝の頃、 この地とイギリス南部は同一文化圏だったのだから、どちらが本家本元なのかなど争うのは野暮というものだ。

由緒あるらしい僧院内の礼拝堂

実際に行ってみたパンポンの森は、「何かいいものが住んでいそうな森」だった。 車から降りてたたずむと、何者かが息を殺して木の陰に潜んでいて、今まさにひょっこり顔を出すのではないかという気分になる。 「妖精の森」という看板に偽りは無い。

森の周辺には「ブロセリアンドの道」というドライブルートの表示があるのでとてもわかりやすい。(その昔あった広大なブロセリアンドの森の一部が、現在のパンポンの森なのだそうだ。)

由緒あるらしい僧院を見学し、非公開のブロセリアンド城を湖(この湖はかなり陰気だった)の対岸から眺めてから、マーリン(フランス語でメルラン)の墓へ。ゆきみさんは「マーリンは死んでいないわ」と言うのだが、とにかく墓はある。

マーリンの墓

最後はコンペル城である。これは美しい湖のほとりに建っている明るい城で、行ったのが遅かったため、残念ながら城内の見学はできなかった。でもここで重要なのは湖のほう。なにしろ、騎士ランスロットがこの湖底で育てられたのだから・・・。
城の庭では、ちょうど何か イベントが終わって片付けをしているところだった。衣装をつけた役者たちが剣の稽古をしていて、なかなかいい感じである。本番を見られなかったのが残念。


ランスロットはこの湖底で妖精に育てられた

旅のアドバイス・・・かな?

私たちが見ることができなかったコンペル城内にはCentre de l'imaginaire arthurien(アーサー王の想像の世界センター)という、なんともマニアックなものがあり、展示以外にも、いろいろな活動をしています。
2010年にコンペル城で行われるイベントを以下にご紹介。
4/4〜10/17コンペル城オープン期間
常設展は「ブロセリアンドの妖精伝説」
5/22「魔法の土曜日」:意味不明
5/23「アーサー王の聖霊降臨祭」:中世の野営、お話会、音楽、大道芸など
6/19「魔法の土曜日」
6/20「音楽祭」: 中世のファンファーレ、御寝の奏楽(=貴人がお休みになるときに奏でる音楽)、エオリアン・ハープなどが聞けるらしい
7・8月の日月火金土「ブロセリアンドの森のウォーキングツアー」
7/17「魔法の土曜日」
7/18講演「アーサー王伝説における竜」
7/25〜8月じゅう 「伝説を分かちあおう展」
8月の木金「樫の木陰でのお話会」: 語り部(中世っぽい装束をつけているらしい)がアーサー王や妖精のお話を語ってくれる
8/1 劇「エリオナ伝説」:この伝説、有名なんですか?
8/8 「中世市・バザー」
8/21 「魔法の土曜日」
8/22「大スペクタクル」: 意味不明
9/5 講演「メルラン(マーリン)伝説」
9/18 「魔法の土曜日」
9/19「文化遺産の日」:9月の第3週の週末のこと。だから実際は9/18も含まれるはず。この2日間、フランス国家に所属する文化遺産(美術館・博物館・教会・城など)の多くが入場無料になり、特別展示やイベントを行うところもある。 たぶんコンペル城も無料になるのでしょう。

私たちが行ったのは土曜日。ちょうど「魔法の土曜日」が終わったところだったのかも。
講演とか、アーサリアンにはたまらないでしょうね。私もちょっと心惹かれます。ガイド付きのウォーキングツアーも楽しそう。フランス語必須ですけれど。
フランス語がわからなくても、そしてアーサリアンでなくても、楽しめるのは音楽祭と中世市でしょうか。(たぶん)大スペクタクルも。

私たちの1年前にコンペル城を訪れて、中世市に遭遇したそらまめさんの旅日記はこちらこちら

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