[HOME]

えせバックパッカーの旅日記
スロべニアひとめぐり(5)

3日目(中): ポストエナの洞窟城

洞窟城 ポストエナの洞窟城の入口

駅を出て「Center」という道路標識に従って歩く。 住宅地を縫う道路はS字に曲がりながら、どんどん下っていく。 下りきった先の右手に広場があり、その一角に「Kompas」という文字が見えた。スロベニア随一の旅行会社コンパスツアーである。

オフィスに入ると、ちょうど中年夫婦が手続きを終え、バウチャー片手に出ていった。私が洞窟城とポストエナの鍾乳洞を見たいというと、カウンターの係員は「鍾乳洞はここから徒歩10分ですが、洞窟城は9キロ先です。路線バスはありません」
ガイドブックに書いてあったとおりである。
「タクシーをチャーターすると30ユーロです」
これもガイドブックどおり。
話はとんとんと進み、ついでに洞窟城と鍾乳洞のチケットをここで手配するとほんの数パーセントだが安くなるというので、それも頼み、代金を払うと、係員は「こちらがバウチャーです」、窓ごしに広場の先を指さして「タクシーはあそこの角に来ます・・・あっ、来ました! あれです」

洞窟城 1人旅だとほとんど撮れない自分の写真だが
タクシーをチャーターするとオマケについてくる(笑)

ドライバーは40歳ぐらいの陽気な男性で、 私を見るなり「ひとりですか!」と驚いた顔をした。
そりゃそうだ。ひとりで30ユーロも払うなんて、円高ユーロ安だからこそ、そして私が多少贅沢できる年齢になったからこそ、できることである。
彼は「10時半に駅に行ってみたのだけれど、客が見つからなかった」とも言った。
やっぱり私の列車は遅延したのだろうか?
そしてシャトルバスは?
タクシーが客引きに行くということは、もうシャトルバスはなくなっているのかも。

洞窟城で降ろしてもらい、1時間後に迎えに来てもらう約束をして、城に入る。城自体は素朴な山城だが、眺めは最高だし、裏手の崖とつながっている造りが面白い。
戦いで「いよいよ」という時にはこの洞窟にこもったのだろうか・・・?
脳内に渦巻くのは「ロード・オブ・ザ・リング第二部」の角笛城の攻防戦である(笑)


洞窟城 左:城の裏手は崖の洞窟につながっている / 右:城からの眺め

城内のショップでは蜂蜜の味見をさせてくれた。とても美味しかったので衝動買いしてしまった。「重いのに何もこんなところで買うことないじゃないか」と自分に突っ込み、「でも蜂蜜は日本で買ったら高いんだから」と自分に言い訳する。

洞窟城 洞窟城内のトイレ(もちろん
実際には使えません)

待ち合わせの約束をした12時半を少し回ったころ、タクシーは別の客を乗せてやってきた。なるほど、ここで1時間じっと待ってる必要はないものね。

鍾乳洞までの道中、ドライバーが「ポストエナの後はどこに行くのか」と訊いてきた。
私「コーペルです」
彼「コーペル行きはバスなら16:10発、電車なら17:23です。もしよかったら鍾乳洞見学の後、バスターミナルか駅に送っていきますよ」
ふむ。交通機関のことはネットで前もって調べてあったので知っていたのだが、この人なかなか商売熱心だなと感心する。
私「うーん。バスのほうがいいかな。でも、荷物を駅のコインロッカーに入れてきちゃった」
彼「駅に行ってからバスターミナルに送りますよ」
追加料金を訊いたら、3ユーロだと言う。この炎天下に荷物を背負って歩くことを考えたら、高いとは言えない。(もしも1ユーロが200円だったら躊躇するだろうけれど)

鍾乳洞の駐車場で、ここまでのチャーター料金30ユーロを支払おうとしたら、私が出した50ユーロ札に対するお釣りを彼は持っていなかった。
「3時半に迎えに来ますから、細かいお金を用意しておいてください」
ということは、絶対に来てくれるのだ。私は安心してタクシーを下りた。


HOME > えせBPの旅日記TOP > スロべニア旅行記TOP
前頁 > この頁 > 次頁

フレーム無し版をフレーム版に直したいときは こちら をクリック

HOME