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イブの日にレオンからサンチャゴ・デ・コンポステーラへ移動して、夜中のミサを受ける。
これは長年の夢だった。
最初は鉄道で行こうと思ってたけど、
バスでレオンのバスステーションに着いたので、
そのままバスステーションの窓口で情報だけ仕入れることに。
そしたら、「クリスマスイブの日は臨時便があって、
午後3時にはサンチャゴに着く」とのこと。
ほっほー、それください。。。
で、当日、
出発は定刻どおりだった。が、満席! 立ってる人も。
どうにか座れて、あとは、車窓からの景色を楽しみ、、てな感じのバスの旅が始まる。
途中、アストルガではトイレ休憩があった。
ガウディの設計の教会司教館が見える。
ほっほー、また来よう。
と思いつつ、
いくつかのトイレ休憩と人の乗り降り(というか降りるだけ)があり、
だいぶたってから、どーも、なんか違うなぁ・・・という違和感が襲ってきた。
これはドライバーに訊くしかない。
というのも、地図を見る限り、
まだ3分の1しか来てないのに、ものすごく時間がかかってるのだ。
でもドライバーは「まぁ、大丈夫だぁ」てな感じ。
「ホテル予約してるから、16:00までにチェックインしないと
スタッフ帰省しちゃって、オラ、宿無しなんだどー!」
と語気を荒げても 「行けるかも。・・・でもちょっと遅れるかも」 てな感じ。
この先、どんだけスピード出すねん。
って思ってたら、どんどん山道になってくるし、
これはもう腹くくるしかないなぁ(溜息)
遅くなるのは、たぶん、1停留所ごとにやたら長くとどまるせい。
10分とか20分とか。
お迎えの人と抱き合い涙ぐむ。そのイベントが終了しないと出発しないのだ。
乗客はみんな帰省客で、そんなの気にせず大合唱してるし。(何の歌だぁ?)
ドライバーも鼻歌まじりに、やたらのんびり運転しているようにしか見えない。
どこかの停留所では、誰も降りないのに、ドライバーが降りて、
民家に入って出てこない。。。
しばらくして、家族と出てきて抱擁して出発(@_@)
おいらは気が気ではないのだが、
多勢に無勢。一人で戦う気力も失せて、あとは神に祈るだけ。(クリスチャンじゃないけど。ahaha...)
それでも、だんだん客が降りて、座席がまばらになってくると、
合唱はおさまった。
と、一転して沈鬱なバス旅。外は雨が降ってるし。
やっとラコルーニャに着いたら、
なんと、全員降りた。。。ドライバーも(爆)
ここは大都市なんだねぇ、みんな帰省して暖かい家で・・・
って、おいおいっ、オラが残っとるだがねー!(笑)
運転手、どこだー?と、ちょいと探したけど、あんまりバスから離れて
行き違いになると怖いので、待ってました、バスの中で。
たぶん、30分くらいは過ぎたんじゃなかろーか、
運転手のご帰還。
飯食ってたらしい。。。(nnnnn.....)
どうにかこうにか出発はしたけど、もう外は真っ暗。雨も冷たい。
バスには運転手とオラだけ。
結局、3時間遅れで19:00頃にサンチャゴ到着。
なんだったんだぁ。。。鉄道にしとけばよかったぁ。。。(泣)
で、バスは行く、逃げるように(笑)
バスステーションは真っ暗。非常灯だけついてる。
トイレも借りられないのかいっ!
ホテルにはタクシーで行くつもりだったけど、まぁ、歩いてもしれたもん
と思ったら大間違い。
「地球の歩き方」の地図がラフすぎてわからん。
方向もわからん。
近くに民家はあるが、みんな真っ暗。
雨がみぞれみたいになってくる。
パニクってるので、「街中心→」みたいな標識も見つけられない。
広い場所、高い場所から、大聖堂の塔は見えないか?
やっとのことで方向を把握して、さまようこと45分。着きました。。。疲れました。。。凍えそうです。。。(爆)
ホテルは昔の巡礼宿にもなっていた修道院。
大きな木の観音開きがしっかりと閉まっていて、
人がちょっと頭を低くしてくぐれる程度の扉が下についてる。
開けてみる。。。開いた。。。中は薄暗い。。。
ロビーのようだ。
ソファーは人で埋まっていて、地べたに座っている人も。
訊いてみると、24:00時のミサまで待機中とか。
人と人の間をまたいで、フロントらしきところへ行くが、案の定、誰もいない。
ベルを鳴らしたら、近くの人が教えてくれた。
「もうスタッフは誰もいないよ」
本来はスタッフがいて、23:00にくぐり戸のカギを締めて、
翌朝9:00にまた開けるのだという。いわゆる缶詰め状態である。
で、真夜中のミサには出たいし、そのあと部屋に戻りたいという人が交渉して、
カギを預かったらしい。(←いいのかい!?)
なので、基本的にその人と一緒なら、夜中でも出かけられるし、戻れる。
そう、みんなはね。。。
おいらはチェックインしてないので、戻る部屋はないのだぁ。
でも、ロビーには暖炉もあるし、ここでいいや、っとちょっと安堵。
で、カメラの機材とか入ってる巨大なリュックを隅に置いて、
足を延ばして、床に座った。
そしたらやたら眠気が。。。
なにも食ってないけど、この状態で外に行くのは怖い(閉め出されるかもしれない)
寝込んでしまうのもまずいので、早いけどもう教会行ってようかなぁと思い、
近くにいた薄着のフランス人に訊いてみると、
「さっき行ってみたけどミサの準備中で、30分前とかにならないと
中に入れないそうだよ」
あぁ。。。そう。。。
そうこうしてるうちに、日本人の団体さんが降りてきた!
で、どちらからともなく、というわけでなく(笑)、、おいらのほうから
わたしも日本人ですよー、疲れてますよー、可哀想ですかー・・・
と、さりげなく(?)アピールをしたおかげで
どこからいらしたんですかぁ?
という月並みな旅の挨拶から始まり・・・
少しすると、おいらの手には、駄菓子やらパンやらが山ほどのせられておりました。
す・み・ま・せ・ー・ん・・・と言いつつほおばる(爆)
オラの「助けてオーラ」は意外に威力があるんだなぁ、とは思いましたが、
ほんとに飢えてたし、あれ以来、使ってません、その能力(えっ)
彼らは上智大学の巡礼団の方々で、
レオンから歩いてきたそうな。
で、ミサのしきたりとか一切知らないおいらは、一緒に行くことにしました。
サンチャゴでのクリスマスミサは、 とっても素敵だった。。。
巡礼の団体が2つくらいあって、あとは地元の人という感じ。
翌日の昼間のミサは中に入れないほど人がいっぱいだったけど、
この深夜のミサはほどほど。満杯ではないのにちょっとびっくり。。。
で、「日本の上智大学からの巡礼団に幸あれ」みたいな紹介で、
一斉に立って、そのまま列になって、前へ。
いまだに謎なのだが、ワインとパンのしきたりのところで、なぜか列が右と左に分かれるのだ。
どーすべーと思ったが、列が動いてる間にどんどん中入りされて、
日本人の方はずっと前の方。
おいらの前は地元のおばちゃん風。。。
謎のまま、右に行ってみた。
パンをもらうとき、みんな内科で喉の検査するみたいに、ベーって舌出してて、
そこに10円玉くらいの薄いパン(?)をのせられている。
なので、すかさず、ベー、してみた。(笑)
すると、司祭さま、ううん、と首を横に。
ええっ?! もっと出すのか、舌を?? べぇーぇー。
はぁ・・・と溜息をもらし、仕方なさげにパンをのせてくれました。。。
どーしたらよかったんだろー??
左の列に行かなくちゃいけなかったのか??
後ろからだとみんながどーやってんのか見えなくて、直前の女性をまねたのだが、それがまずかったんかぁ?
男性はべーでもらうんじゃないのか?
はたまた、日本人(東洋人?)は、違うルールなのかぁ??
頭の中、疑問符でめいっぱい。。。
だけど、いつか参加したいとずっと思ってたミサなので、変に興奮してて、
人の声が耳に入らない。
外で上智大学巡礼団のみんなが待っててくれた。。。
よかったというのとも、すごかったというのとも違う。
達成感とも、充実感とも、どーも違う。
ただ、ボーっとしてしまっていて、幽霊のように、
ふらふら、宿まで歩いていきました。
鍵を開けてくれたおじさんは、ミサに参加せず、
ここにいたらしい。みんなのために門番になってくれたのかしら?
ほんで、ここで、三三五五、みんな部屋に行くのだが、
こうなると、おいらはしょぼん・・・である。
ひとりだけお迎えのこない、保育園の子って感じ。
どっしよーかなぁ。
暖炉の火は消えそうだけど、外よりはましだし。。。
でも、すごく暗いので本は読めないなぁ。。。
そしたら、さきほどの上智大学の巡礼団にいた人がやってきて、部屋に入れないのかいと。
状況を説明すると、
当時バリャバリードにいたサッカーの城彰二選手の通訳のお父さん(←ややこしい)が巡礼団のガイドをしていて(たぶん)、
その人が自分の部屋に泊めてくれると言う。
そして、ベッドをひとつあけて、自分は寝袋で寝ると言い出すので、
そんなとんでもない、僕が寝袋で寝させてくださいと、押し問答(笑)
シャワーも浴びさせてもらったし、
またお菓子をいっぱいもらったし(笑)、しあわせじゃーって寝ました。ほんとしあわせ。。。
翌日の早朝、フィニィステレまで歩くという巡礼団の方たちを見送りました。
見送って戻ると、ベッドが3つもある部屋はガラーンとして、
なんか、昨夜からのことが夢のようです。
そういえば、巡礼団の方々の誰一人の名前も聞かずじまいでした。。。
今となっては、お礼の言いようもないのだが、とっても感謝してます。。。 良い思い出です。
で、、、パン。
なにが違ったんだろう?(まだ悩んどった・・・ahaha)<1999年12月>
お答えします
聖体拝領のパンはカトリックの洗礼を受けた人しか受けられないものなんです。
列が左右に分かれるのは1列だと長くなるからですよ。(fu-gaさん)
「べー」の謎、ですが、たぶん司祭が「キリストの体」と言っているはずなので「アーメン」と言ってから聖体を受けるのです。
司祭さんはそれを待っていて、ついに根負けしたのではないでしょうか。
私はよく口を先に開けてしまい、しまった〜〜てな感じで「アーメン」と言っています。
タイミングが悪いと、「この外国人わかってないな」という感じにあきらめた司祭さんに
「アー」のところで聖体を突っ込まれたりします。(ゆきみさん)
確かにパンがもらえるのは信者だけ、とは聞いていますが、「来るものは拒まず」が実情なのではないでしょうか。
私は世界を旅している日本人のお坊さん(常にお坊さんの格好をしている)に
会ったことがあるのですが、彼はバチカンでのミサで
パンをもらったと言っていました。そう聞いても、実際にパンをもらいに行く勇気は出ないんですけどね。(かおる@管理人)
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