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kiri:さんのトホホな旅に乾杯!
白昼・パムッカレの悪夢

Nikonf5。フィルム一眼、当時最新型。
出てすぐくらいに買って、マニュアル持参で行ったトルコの旅。
カッパドキア、コンヤとまわり、パムッカレの白の石灰の棚田にやって来た。

ズボンをまくって、棚田の境の1本道を行くと、団体さんがドドドって感じで前からくる。
田(?)の1歩分くらい中に入り、やりすごそうと思ったら、ぬちゃーっていう、どろりん感覚が足首あたりまで包み込み、 抜くと、カポッ、てな感じで泥のような石灰が足をとらえる。。。
団体さん、韓国の団体に見えていたけど、日本語でなんかしゃべってる。
日本人の団体さんかぁ。脇見せず、早く行ってよねぇ。
って、ちょっとじれったいけど、笑顔を投げてみる。
先頭のおばちゃん、靴を入れたビニール袋をわっさわっさ振って楽しげだ。

次の瞬間、おばちゃんがダイブした。
足元を踏み外したのかもしれない。
下の段までの崖は1.5mくらいの高さ。
落ちまいとしたのかもしれない、一瞬の判断で。
とても不自然に、足はそのままの位置で、 上半身というか胸から上というか、腕だけというか、意識の先端にkiri:がいた。。。(笑)
すでに体勢はくずれ、低空飛行のスーパーマン状態。
で、kiri:の右手にあるNikonF5がちょうど照準に合ったらしい。
彼女にしてみれば、何かにつかまりたかったのだろう。
こちらにとって、それはカメラにタックルしてくるラガーマンである。
不幸なことに、こちらはたまたまレンズを取り換えるためにストラップをはずしていた。
ラガーマン、カメラのレンズ部(たぶん)をがしっとつかむ。
そして、崖に向かって天を仰ぎ、滑り台を落ちるように下の棚に落ちていく。
落ちたあとも暴れ続け、自分の靴袋とkiri:の最新カメラくんを 投げ捨てた。。。(泣)
両手をふさいでいるものをなくして、自分を救おうということだろうか。。。

カメラはkiri:の視界から消えてしまった。。。永遠に。。。

その後、管理しているスタッフに「カメラを拾いたい」と申し出たが、「立ち入り制限区域だからだめ」。取ってきてもらうのもだめ。

白の泥だらけになったおばちゃんには謝られたが、カメラは戻らない。
一部始終を見ていた添乗員が、旅行保険の証人になると確約してくれて、 帰国したら、書類を送るようにと言ってくれた。
そのとき、kiri:は保険で全額くるのかと思ってた。。。
(みなさんも思ってません??...eeeeee!....)

結果的に、保険金額払われました、ちゃんと。
でもね、買ったときからの簿価(現在価値)というものを算定されて、 新品同様であっても、それなりに減額された価値になる。。。のです。。。(tohoho)

30数万のボディーに8万くらいの300mmの望遠がついてたのに、下りた金額はボディーで20万切るくらい。レンズは二束三文。。。
ぜんぜん新品なんて買えない(号泣)

団体の旅行社に相談しました。
個人との直接交渉は困る。でも会社として現金は出せない。
で旅行券を10万円程度もらっただけ。。。

保険おりるまで、カメラを買ったときの保証書送ったりなんだりで、 確定してもらえるまでに数ヶ月、その後の旅行社との交渉で半年近く。
あぁ、ぐったり。。。

まぁ、旅行傷害保険なんかで、ものが盗られたりしても 全額は戻らないっていう、勉強にはなりましたが。

あぁぁ。。。いつも勉強ばかりぢゃ。。。(爆)

それよりも、もうあれから15年くらい??
カメラくん、どうなってるでしょ。。。

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